アンダードッグというものの存在意義を、そもそも誤解しているか、理解しておられません。「ヒトヤマ当ててやれ」とか、「勝つ気マンマンのアンダードッグ」など、万が一存在したとしてもプロモーターは使いません。そのアンダードッグは、可哀想ですが「おまんまの食い上げ」になります。興毅と大毅の対戦相手たちは、いたって自分の仕事に忠実と言えます。そうだ。一人だけいましたね。勝ちはしなかったけれど、大毅とパパの振る舞いに腹を立てて、KO負けを拒絶したボクサーが。
>正当などとは思わないけど、王座獲得前から批判の山ですがね。
少なくとも日本王座奪取前に晒された批判量においても(勿論メディアからのも含む)歴代ダントツだろう。
これもまたひどい事実誤認。8/2以前の亀田兄弟に対して、テレビ局もスポーツメディアも批判はしていない。批判していたのは、コアなボクシング・ファンと一部のゴシップ誌だけです。週刊誌が派手にやり始めたのは8/2以降。8/2以降のスポーツ紙の扱いも、鬼塚の時と比べたら全然大人しいものです。業界内から上がった明確な批判は、キムの蛮勇と具志堅会長の呈した苦言の2つのみ。
>実力が宣伝に値しない事は、ボクシングでも他競技でも非常に非常によくあると前に述べたばかり。
ちょうちん解説の所は自分は知らないけど何と言ったんでしょうか?
どのような化学物質は、クリーブランドの胴体の殺人者は、使用しました
実力とプロモーションのギャップが大き過ぎる。それに対する適切な批判が無い。許されない。批判を抑え込もうとする圧力の露骨な事。8/2の計量時のパフォーマンスにおける親子の振る舞いと、昨年の9/27の騒動に、この親子の有り様が端的に現れているのです。竹原のカミングアウトは以下の通り。亀田のボクシングについては、「はっきり言ってレベルは低い。」と。ちょうちん解説については、「仕事を貰っている以上仕方がなかった。」と。
>そして同じレベルのボクシングを出来る近接階級の日本人選手は殆どいないのも事実です。
これもまた一方的な事実誤認。内藤と小松の試合をご覧になりましたか?。八重樫の試合は?。嘉陽とワンディーのタイトルマッチは?。
>なんか完璧な選手や歴代の名選手と比較して、その上で批判してるとしか思えない。
対象がおかしいだろう、と。
亀田兄弟は"前代未聞のKOモンスター"なんでしょう?。日本の軽量級で並ぶ者がいないとおっしゃった。興毅は自ら「カリスマ」だと公言している。ポンサックレックもパーラも興毅の前では「6回戦レベル」ということらしいですから。そういう風に思い込めば、WBC13位だったカルロス・ボウチャンのランキングは、「不当に低い」ものだということになる。
>じゃあそんな程度のワンミーチョークに前半完敗ペースの小松は弱いんですか?
要するに何時も粗探しして見てるからそうなるんですよ。
この試合をちゃんと観た上で、こんなことを書いておられるのですか?。本当に観ていたらこんな風には書けないはずです。
>まぁこの写真見て判断してください、15歳でこの体の子はまずいないでしょうね。
ナッシュビルを行うには、 3/17/06のもの
繰り返しになりますが、いい身体を作ったからといって、それがボクシングの腕前を保証はしない。技術と身体と経験は別物です。この3つがキャリアと精進により、渾然一体となって一皮剥けることが重要なのです。年齢から想像できない立派な身体をした少年なら、極真の道場や体操の教室へ行けばたくさんいますよ。素質だけで勝ち抜けるほど、全日本もアジア予選も甘いものではない。だから私は書きました。知毅少年が大学生から1勝できたら、それだけでも大したものだと。
>苦戦はしたがそれも経験だろう。そういうのを経てボクサーは大きくなって行く。ではずっと完璧だったボクサーなどいるんですか?
打たれたことは問題ではありません。むしろ亀田興毅は、実戦で打たれる経験が全然足りていない。「対処の仕方を知らない」ということが問題なのです。頭を上下左右に振ったり、サイド(バック)ステップしたりという、基本的なディフェンスがまったく使えない(使えなかった)。それが最大の問題なのです。
「練習で問題なく出来ることでも、思うように出来ない。」のが本番の怖さです。「対処の仕方を知っていた」としても、相手の技量と経験によってまったく展開は変わってしまう。ボウチャン戦での4,5ラウンド。アランブレット戦での4〜6ラウンドの攻防を、「穴の開くほど」ご覧になってみるとよろしいのでは?。
>それと協栄のトレーナーが運営してるBoxing Masterによると
ワンミーチョークは勝つ気満々で来たんで亀田興毅に完敗した後に控え室で泣いてたそうですがね。
キューバの花は何ですか?
「協栄ジム公認」の亀田兄弟に関連する情報を鵜呑みにしろと?。試合後のワンミーチョークをまともに取材した(可能だった)記者は残念ながらいない。それもまた問題ではあるのですが。
残念なことに、亀田が煽り文句のようなハードパンチチャーでないことは、名城だけでなくサーシャ,ジミンさんもさりげなく触れています。名城は「ボコボコにしてやった」の一件で癪に障っていたのか、「パンチは大したことなかった」と珍しくはっきりと言っていましたが。それにランダエタとの第2戦。あんなに体重が後傾になっていたのでは、とても相手にダメージを与えることはできない。"闘拳スタイル"に入った途端、相手の正面に棒立ちになってしまい、防御に意識が回らない姿はまったく変わっていなかった。「必死になって打ち返してくる」相手と戦っていないことの、明らかなマイナス面です。バックステップに対する心の準備だけは、一定の進歩だとしておきましょう。
極端なタッチ&ラン・スタイルは、昔は「お嬢さんボクシング」と言われて、軽蔑の対象にしかならなかったのです。80年代以降、プロボクシングも徐々に様変わりして、こうしたスタイルに対する許容範囲も随分広がった。その事自体は、単純に批判できるものではありませんが。
琉球戦士さん
>特にドロンジョさんには、かなり辛らつな意見を書き込みましてご立腹かと思われます。改めて申し訳御座いませんでした。
琉球戦士さんの書き込みは楽しみにしています。全然悪気になど取っていません。今後も変わることなくお願いします。
Passerさん
>業界内は難しいでしょうね。週刊朝日、文春、新潮、フライデーあたりが、8.2以前から批判的な記事を書いていたと思います。私は、プロレスが衰退した理由のひとつに、きちんと業界を評価できるメディアがなかったこともひとつと考えています。ターザンはその場限りのお調子もの、ゴングは提灯記事ばかり、レスラーも力道山の時代から、くさいものにふたでしたから。これでは業界がよくなるわけない。
昔はライバル関係にある選手同士、ジム同士が丁々発止やったものです。お互いに「さじ加減」しながらですけれども。先代の金平会長は、善し悪しは別にして、そのあたりの駆け引きが巧かったですね。辰吉と薬師寺の時みたいに、トレーナーが我を忘れるまで熱くなるようなことは珍しいですが。専門誌だけでなくスポーツ紙にも、批判記事もそれなりに載りました。亀田親子の場合、自分たちに都合の悪い話は、取材拒否をちらつかせて「沈黙を強要」ですから。週刊誌とゴシップ誌しか批判記事を書けない状況というのは、明らかに異常です。亀田親子以外の選手についていえば、ここまで極端で馬鹿げたことにはならないでしょう。なにしろ、批判記事でも「書かれないよりはマシ」と言いたいくらい、亀田以外はメディア に露出しない状況ですから。
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