質問: 正教会で用いられる聖書は何ですか?
まず、簡単にお答えしますと、旧約と新約です。
旧約(続編:正教会では「外典」と呼ぶものをを含む)には、天地創造から救世主ハリストス(キリスト)の到来までの人間と神の関わりの歴史、救世主についての預言、そして預言者の詩が記されています。主イイススは旧約をよく引用して教えを説かれましたから、正教徒も旧約を大事にしています。
新約には、主イイススの生涯と教えが記された「福音経(ふくいんけい)」、そして使徒達の働きの記録と手紙から成る「使徒経(しとけい)」があります。新約は、毎回の聖体礼儀で必ず読まれます。主日(日曜日)に読まれるものは、この「福音経」と「使徒経」です。これらは配列などの違いはあるものの、内容は西方教会と同じものです。ただし、正教会では独自の翻訳によるものを使います。
聖ニコライと中井木菟麻呂による独自の翻訳
日本正教会が使っている聖書は他教派の聖書と基本的には同じ内容ですが、かなり異なる体裁で翻訳がなされています。
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